お酒を楽しみながらの読書?「いやいや、酔っぱらったら内容なんて入って来ないじゃん」と思うかもしれませんね。ですが、適量を嗜みつつ心地よい酔いの中で読書をすることは、より深く物語の世界に没入することが期待できるんです。
この記事では、私が選んだ【お酒と一緒に楽しむのに最適な書籍10選】をご紹介します。
1. 3分で読める! 一日の終わりに読むお酒の物語 (宝島社文庫)
「子どもが、産まれるんです」真冬の深夜。酔っ払いの男は静かに語り出す――。(佐藤青南「祝杯」)
担当していたWebマガジンが大炎上。絶望した私にかかったのは、猛毒をもつフグの卵巣を食べに行く誘いだった。(蝉川夏哉「毒を食らう」)
密室状態にあった酒蔵で発見された他殺体と、消えた大量の酒。犯人の使った驚くべきトリックとは?(鴨崎暖炉「酒蔵廊下の密室」)
晩酌のお供に読みたい物語、25作品!(「BOOK」データベースより)
2. 文豪たちが書いた「酒」の名作短編集 (彩図社文庫)
私たちの生活と切っても切れない関係にある、お酒。
愉しく飲む人、浴びるように飲む人、味にこだわる人。お酒の楽しみ方は千差万別ですが、それは名だたる文豪たちも同じだったようです。
酒を求めた“飲んべえ”たちが繰り広げるドタバタ劇が楽しい夢野久作「ビール会社征伐」や、酔った時の奇妙な癖をユーモラスに描いた梅崎春生「百円紙幣」、はたまた酒飲みの美学を端正に語る林芙美子「或一頁」まで……。本書では、文豪たちのお酒にまつわるエッセイや短編小説をセレクトして掲載しました。
ミステリアスな文豪たちの人間味が溢れる珠玉の15編。ぜひ、今夜の晩酌のお供にお読みいただけますと幸いです。(「出版社」より)
3.美酒処 ほろよい亭 日本酒小説アンソロジー (集英社オレンジ文庫)
日本酒好き男子VSワイン好き女子による川中島合戦、開幕?スマホ在住の「桜の神様」に振り回された女子の奮闘?日本酒好きな父の無茶振りに娘は?居酒屋で酔いつぶれた謎の女を拾った男は?女友達と飲んでいたらあれよあれよと扉が開いて?カタブツ女子が出逢った国文科教授は無類の酒好きで?人生の「酔」を凝縮した、日本酒をめぐる美味しい短編小説6編を収録。(「BOOK」データベースより)
4. 文豪と酒 酒をめぐる珠玉の作品集 (中公文庫)
鴎外がビールに、荷風がウイスキーに託した思いとは?本書は酒が様々なイメージで登場する傑作を厳選。古今東西、人類の友である酒になぞらえた憧憬や哀愁は今でも現代人を魅了し続ける。近代文学に足跡を残した漱石、露伴、安吾、谷崎、太宰ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら9人の詩人、歌人による魅惑のアンソロジー。(「BOOK」データベースより)
5.たそがれビール (幻冬舎文庫)
パリの蚤の市で宝物探しに奔走し、モロッコでは夕日を見ながら屋台で舌鼓。旅先でお気に入りのカフェを見つけては、本を読んだり、手紙を書いたり、あの人のことを思ったり。年末に帰ってきた自宅ではおせちカレンダーを作り、新しい年を迎える準備を整える。ふとすると忘れがちな、当たり前のことを丁寧にする幸せを綴った大人気日記エッセイ。(「BOOK」データベースより)
6. ランチ酒 (祥伝社文庫)
犬森祥子、バツイチ、アラサー、職業は「見守り屋」。営業時間は夜から朝まで。様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!(「BOOK」データベースより)
7. ほろよい読書 (双葉文庫)
今日も一日よく頑張った自分に、ごほうびの一杯を。酒好きな伯母の秘密をさぐる姪っ子、自宅での果実酒作りにはまる四十路のキャリアウーマン、実家の酒蔵を継ぐことに悩む一人娘、酒が原因で夫に出て行かれた妻、保育園の保護者達からオンライン飲み会に呼ばれたバーテンダー…。今をときめく5名の作家が「お酒」にまつわる人間ドラマを描いた、心うるおす短編小説集。(「BOOK」データベースより)
8. 匠が教える 酒のすべて
写真&イラスト満載!5000人以上が目からウロコと絶賛!SAKEは知の宝庫だ!人生を豊かにする至福の時間をよりリッチに。最高の1杯を堪能しよう!(「BOOK」データベースより)
9. 甘いお酒でうがい
シソンヌじろうが長年演じてきた「川嶋佳子」が綴る、40代後半独身女の517日。恋、亡き母、人生。シソンヌじろう初の日記小説!!(「BOOK」データベースより)
10. 酒道楽(岩波文庫)
明治34年5月、弦斎は『報知新聞』第一面の社告で「百道楽」シリーズという壮大な構想を予告、『釣道楽』を皮切りに『酒道楽』『女道楽』『食道楽』と発表していった。本書は、二人の大酒飲みのエリート教師を主人公に抱腹絶倒の滑稽小説の形をとって禁酒を説いた、啓蒙家弦斎の面目躍如の作。(「BOOK」データベースより)
さあ、この意外?な組み合わせかもしれない「お酒」と「読書」。
あなたのリラックスタイムに、どの本を加えますか?ぜひ皆様の好きなお酒とのペアリングをお試しくださいね。
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