個人差はあるが、50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期を挟んだ前後10年間
(一般的に45~55歳頃)を「更年期」という。
これも個人差が大きいが、「のぼせ」や「めまい」など自律神経失調症状があらわれ、
その後「倦怠感」「うつ」「不眠」などの精神的症状が出るとされている。
脂質異常症、動脈硬化などの身体的症状も出現するケースがある。

私も今年48歳を迎え、様々な症状が出てくるようになった。
約一年ほど前から少しずつ「これって更年期かな」と思うような症状が現れてきたように思うが、
その頻度と症状のパターンも増えてきたようだ。
私の場合は「下垂体異常」という、婦人科系疾患でホルモンを調節する薬を服用している影響も
あり、どの症状が更年期によるものなのか、判断しにくいところもあるのだが。
他にも「鉄欠乏性貧血」も持っているため、鉄の数値とホルモンの数値を常に婦人科で管理
してもらいながら、ときに種類を変えながら薬を長く服用している。
更年期症状として現れた症状は、
・「ほてり」ー私の場合は特に朝起きる頃から顔や手足が熱くなる。
・「立ち上がる時などにクラクラする」ーめまいとも似ているが、「グラン」と大きく頭の中が
一回転する感じ。
・「倦怠感」ーいちど横になると身体が重く、なかなか起き上がれなくなる。
無理に動くと吐き気や頭痛の症状も出る。
他にも「不眠」「情緒不安定」「不安感」「イライラ」、いろいろな症状が
代わるがわる押し寄せる。
天気や気圧の変化にも弱くなり、雨が降る前などは耳が遠くなったり、
膝や身体の節々がきしむようにもなった。
ただ、私の場合は「更年期のせい」にすることで助かっていることもある。
性格がまじめで、家事や仕事は、やろうとしていたことができなかったり、予定が崩れることが嫌で「まあ、いいや」「あとでいいか」と流すことが苦手な人間。
体調が悪くてできなかったときに「自分のせいではない」と思えると楽になる気がするのだ。
先日、朝食を食べたあと急な吐き気に襲われて、我慢できずに嘔吐したあとも、
夕方ぐらいまで水を飲んでも気持ち悪くなってしまう、ということがあった。
今年の猛暑による、軽い熱中症だったのかもしれないが、以前にもこの時ではないにしろ
午前中ずっと胃のあたりがムカムカして活動できない日などもあり、もしかしたらこれらも
更年期症状が原因の一つだったのかもしれない。
このようなことがあると、普通に食欲があること、おいしく食べられること、
元気に活動できることを改めてありがたいと感じる。
そして、なるべく症状を悪化させないため、もしくは症状を抑えるために自分で
気をつけることや注意できることはないか、考えることもできる。
一般的な説でいうと、あと5年以上はつきあっていかなければならないであろう「更年期」。
自分の性格上、「自分が悪い」「こうできていれば」と考えてしまうことを、
うまく「更年期のせい」して一つ一つの症状を自分なりに軽減する方法や予防策を考え、
この「更年期」とうまくつきあっていきたい。
そして、忘れてはいけないのが「周りの人の理解」がとても重要だということ。
私も夫の理解があってこそ、こう考えられるし、無理なく自分なりに「更年期」と向き合うこと
ができている。
「更年期」。おてやわらかによろしく。
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