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節分は〇〇まき

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きぬえ宣伝社のコラムライフハック
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2月3日は節分。
これは雑節の一つで、各季節の始まりの日の前日のことなんだそう。
「季節を分ける」ことも意味しているそうで、江戸時代以降は立春(現代日本のグレゴリオ暦においては変動するが毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いとのこと。
そんな難しいことは知らなかったが、節分といえば「鬼は外、福は内」と声を出しながら豆を撒いて、歳の数だけ豆を食べて厄除けを行う行事として認識している。
多くの家庭で、小さいころは父親や親せきのおじさんなんかが、鬼の仮面をかぶって外から入ってきて、子どもたちがその鬼に向かって「鬼は外、福は内」と言いながら豆をぶつけていたのではないだろうか。

わが家も例に漏れず、節分の夜には毎年行うイベントだった。
ちょっと他の家とは違うかもしれないが。
私の家で撒く豆は、いわゆる福豆ではなく、父がつまみで食べている殻付きの落花生。
それに混ぜて、個包装のチョコや飴などのおかし、それとティッシュに包んだ小銭。
この小銭は多くは5円や10円で、50円や100円も少し、大当たりとして500円が1個入っている。
これらを一つの袋にごちゃまぜに入れる。
節分の夜ご飯の後、茶の間のテーブルや椅子をすべてよけてスペースを作り、父がそれを撒き、私たち姉妹がそれを競い合って拾う、というスタイルだった。
当日の夕方ぐらいから母が袋の中身を用意していた。
もう予想はつくだろうが、毎年これは姉妹の喧嘩の元になった。
とにかく私たちは二人とも豆はもちろん、お菓子よりもティッシュにつつまれた小銭を狙う。
薄いティッシュに包んであるから、10円玉はなんとなく色でわかるし、とにかく500円を狙って大きいサイズのティッシュの包みを取り合う。
それだけを狙っていたら何も取れないので、とにかく量をかせぐか、ひたすら500円にすべてを賭けるか、毎年ふたりとも昼間から戦々恐々としていた。
完全に真剣勝負だから、「鬼は外、福は内」なんてのんきなことを言ってる場合ではなく、二人とも必死に拾う。
「私が先に触った」とか「先に掴んだのに取った」とか、終わってからも延々と言い合いをしているので、毎年決まって母が「来年からはもうやらない」と言うのだが、その私たちの喧嘩もおもしろがって見ている父が結局次の年も開催を決定する。
とにかくすべてを拾ったあとは、ふたりともティッシュの中身を開けて、拾った総額を確認し、お菓子は自分たちのお菓子箱にしまって、落花生は父に渡す。
ほんとは落花生は全て父に渡してしまってもいいのだが、ここだけは習わしに従って、歳の数だけは食べさせられた。
いつだったか、一度だけ団地のベランダから落花生を撒いたことがあった。
「いつも家の中でだけ撒いてたら、鬼も家の中から出て行かないんじゃない?」と私が言った年。
「そういえばそうだな。じゃあもったいないから落花生を少しだけ外に撒くか。」と、ベランダから撒いた。
でも、他の家の子は誰も撒いていなくて、ちょっと恥ずかしくなり、すぐにやめてしまった。
次の日、近所のおばさんに「昨日、豆まきしてたね。駐車場に落花生落ちてるの見つけたわ。」と言われ、さらに恥ずかしくなり、それ以降一度も外に撒くことはなかった。
母が鬼の仮面をかぶって、鬼役をやってくれたことも一度だけあったが、それも父がここぞとばかりに全力で豆を母にぶつけたため、母が怒ってこれも一度で終わった。
結局わが家の定番の節分は「豆まき」ならぬ「小銭まき」で定着した。

節分の食事といえば、「恵方巻」だろうか。
最近では節分が近くなるとスーパーやコンビニで恵方巻の予約の広告なんかもよく見かけるようになった。
わが家ではあまり恵方巻を食べる習慣はなかったが、テレビでタレントが同じ方角をみて無言で太巻きを食べているところを見て、ちょっとやってみたくなり、父に交渉したことがあった。
父が気合を入れていろんな具材を詰め込んでパンパンになった太巻きを作ってくれた。
無言で、すべて食べきらなければいけないと黙々と食べ、途中でお腹いっぱいになったが、それでも詰め込んでお腹が苦しくて眠れなくなった。
これがトラウマになり、もう恵方巻はやらなくていいと父に言ったら、「お前が食べてみたいっていうから作ってやったのに、なんだそれ。」と怒られ、恵方巻もこれ以降は家で食べることはなかった。

世の中、物価高だったり、異常気象だったり、コロナとか地震とか、いろんな悪い事が起こる。
いつ何が起こるかわからないからこそ、季節の行事や、昔の人たちが作ったいろんな習わしを守り、どんな時代でも変わらないものを感じて、大切に思えるように生活していきたいと思う。


この記事を書いた人
きぬぶん

◆サイトの運営責任者
◆きぬえの宣伝社 代表社員
◆不定期でコラムなどを執筆中

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